イノセント・ガーデン ネタバレ

※基本的にネタバレしていますので、注意してください。

イノセント・ガーデン

原題:Stoker
上映時間:99分
制作年/国:2013年/アメリカ
監督:パク・チャヌク
脚本:ウェントワース・ミラー
制作:リドリー・スコット/トニー・スコット/マイケル・コスティガン
製作総指揮:ステーブン・レイルズ/マーク・ロイバル
音楽:クリント・マンセル
撮影:チョン・ジョンフン
編集:ニコラス・デ・トス
キャスト:ミア・ワシコウスカ/ニコール・キッドマン/マシュー・グード/
     ダーモット・マローニー/ジャッキー・ウィー/フィリス・サマービル/
     オールデン・エアエンライク/ルーカス・ティル/ラルフ・ブラウン

「オールド・ボーイ」の鬼才パク・チャヌク監督のハリウッドデビュー作で、「プリズン・ブレイク」の俳優ウェントワース・ミラーが執筆し、ハリウッド業界人が選ぶ製作前の優秀脚本「ザ・ブラックリスト」2010年版の5位にも選ばれた脚本を映画化したミステリードラマ。外部と隔絶された大きな屋敷に暮らす繊細な少女インディアは、18歳の誕生日に良き理解者だった父親を事故で失う。母とともに葬儀に参列していたインディアだったが、そこへ行方不明になっていた叔父が突然現れ、一緒に屋敷で暮らすことになる。そのことをきっかけにインディアの周囲で不可解な現象が起こるはじめ……。インディアをミア・ワシコウスカが演じ、母親役でニコール・キッドマン、叔父役でマシュー・グードが共演する。(映画.comより)

★★★★★(星5つ)

監督のパク・チャヌク、大好きなんです。
特に「オールド・ボーイ」「親切なクムジャさん」「渇き」は、ドロドロした人間の性がむき出しなところと、暗い雰囲気と、幸福なラストでないところが素敵です。

なので、パク・チャヌクのハリウッド進出映画と聞いたとき大丈夫かしらと心配でした。アジア映画やヨーロッパ映画がハリウッドでリメイクされると、明るくサバサバしちゃって内面の部分の描写が消えてしまい、台無しになるパターンが多いから。「オールド・ボーイ」だってハリウッドでリメイクされましたが、リメイクする意味がわからにぐらい面白くなかったです。なんて言うか、心の叫び(?)みたいのがなくなってしまうのですよね。

ところがとんでもない!ヨーロッパ映画なんじゃないかというくらいの雰囲気を持った映画でした。

原題はStokerですが、これは、ストーカー家。。ストーカー家の血筋ってことを表していると思います。ストーカーの家系には、快楽殺人者が出てきてしまうことがあるようです。

ミア・ワシコウスカ扮するインディア・ストーカーと、その叔父、マシュー・グード扮するチャールズがそうなんですが、インディアは18歳になったばかりで自分の本性に気づいていません。

インディアの父が亡くなって、何年も旅行に行っていたとされていたチャールズが家にやって来ます。
目的はインディアの本性を目覚めさせて連れて行こうとしていたのです。
チャールズがインディアを見つめる目、正体がバレそうになって叔母を殺そうとする時の目、この目が何を考えているかわからないくて怖いんです。マシュー・グードの目の演技が良くて吸い込まれそう。最初コリン・ファースがキャステイングされていたようですが、彼にはこの雰囲気は出せなかったでしょうねえ。

インディアが本性に目覚めていく課程が良かったです。小さいころから音に敏感だったり、狩りが好きだったり、1人が好きだったり、人とは違うところがあるとは自覚があったみたいですね。
それが、からかって来た同級生を鉛筆で刺したり(それを見ていたチャールズ(マシュー・グード)の嬉しそうな目!)、デートしている時に襲われそうになったときチャールズが助けてくれるのですが、その後そのデート相手を2人で殺して、その後帰宅してシャワーを浴びながら性的興奮を感じてしまったり、そしてチャールズにハイヒールをプレゼントされ、いつも履いている高さのない靴から履き替えた瞬間に覚醒したのです。

チャールズは嬉しかったでしょうねえ。

でも、インディアのほうが1枚上手でした。
チャールズが、インディアの母、ニコール・キッドンマン扮するイヴリン・ストーカーを殺してインディアと家を出て行こうとしますが、インディアはチャールズを殺します。
あまり可愛がってもらっていなかった母親でしたが、助けたのです。殺す価値もなかったのかな?

最後は車に乗って家を出ますが、スピード違反で車を止めた警官までも楽しそうに射殺します。

ミア・ワシコウスカの淡々としている演技が上手でした。
最後の警官を殺す場面で本当に楽しそうにしているのが、不気味な雰囲気でした。

脚本がウェントワース・ミラーというのに、びっくり。
「プリズン・ブレイク」でずっと観てましたが、こんな才能があるとは!
また脚本が映画化されたら観てみたいです。

2017年04月19日 | Posted in My Favorite Cinemas | | No Comments » 

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